先週の金曜日に、不動産鑑定士の修了考査の最終結果発表がありました。この修了考査というのは、国家試験である不動産鑑定士試験を合格した後に待ち構える最後の関門です。この修了考査をクリアしないと「不動産鑑定士」にはなれません。
修了考査では何をするかというと、①指導鑑定士のもとで13件の不動産鑑定評価書を作成する、②ペーパー試験 ③口頭試問(面接) と3つがあります。それらに加えEラーニング、集合研修もありますので、結構モリモリとこなさないといけません。
上記①~③は、水準に達していないと落とされます。ただ、基本的に「落とす試験」ではないので、ちゃんとやってさえいれば何とかなります。忙しさにかまけて手を抜くと…見抜かれますので落第してしまいます。
この修了考査を一発でクリアする人の割合は、およそ3人中2人です。年によって差異はありますが、概ね65%です。国家試験である「不動産鑑定士試験」は、一次試験が約30%、二次試験が約13%で、最後の修了考査が約65%です。
単純計算はできませんが、同じ年に100人受験したら、最後まで到達するのは2名~3名程度です。そう思うとやはり難関な資格ですね。