私の前職は金融機関の職員でした。静岡県は金融機関の数が多く当然それなりに競争もありました。今日見たコラムで「顧客は住宅が欲しいのであって、住宅ローンが欲しいのではない。」という記事がありました。その通りだと思います。住宅ローンは借換がしょちゅう起きています。以前から思っていたのですが、住宅ローンなんか別にどこで利用してもいいと思っています。あくまで住宅ローンは住宅を取得するために必要だから利用しただけです。もちろん金利や総支払金額はチェックしますが・・・。
自分は前職の金融機関で住宅ローンを借りていますが、別に金利如何によっては他の金融機関でもいいかなと思います。金融機関の差別化という話もありますが、「お金」という商品を扱っている以上なかなか差別化は難しいでしょう。A銀行で借りてもB信金で借りても「1円は1円」です。

今、金融機関は収益性の低下に苦しんでいます。そこで投資信託や生命保険の販売に注力しています。販売手数料が大切な収益源だからです。いつも思うのですが、それは金融機関の仕事なのでしょうか??自前の商品を販売するのではなく、他の証券会社や生保会社の商品です。でも、自前の商品は超低金利で利益が出ない・・・。八方塞がりですね。

私はこんな時だからこそ専門家とコラボして差別化を図るべきだと思います。司法書士や税理士との勉強会は聞いたことありますが、不動産鑑定士との勉強会は経験ありませんでした。それだけ人数も少なく不動産鑑定士の側もそのような働きかけをしてこなかったからだと思います。〇〇士というのはどうしても敷居が高くなります。それは仕方ないです。そこをうまく活用すればそれだけで差別化になるでしょう。