不動産鑑定士と不動産屋を混同されるケースがまだまだ多いです。不動産鑑定士は「不動産の売買・仲介等はしませんよ。」と説明してもピンと来ていただけないものです。不動産鑑定士の存在自体が「ピン」と来ないのでしょう。これはこれで何とかしないといけませんが…。
お客様と話していると「子供が家を買うと言っているが、掘り出し物はないか?」とか「いい物件の見分け方を教えて」とか聞かれます。ハウスメーカーや金融機関などで開催しているセミナーに参加されたらどうですか?と話すのですが、あまりいい顔はされません。その後のお話の中で「もっとエグイ内容」を望まれているようでした。

「エグイ内容」と言われても困るのですが、お客様が言わんとしていることは分かりました。また、お客様も現在住んでいる自宅が将来的に空き家になる可能性があり、子供がせっかく新たに土地を買って家を建てても、何十年後かに空き家の仲間入りになるのではないか?と心配されていました。最終的には「私にセミナーをやってよ!」という結論になりました。

当初はあまり本業に結びつくとも思えませんでしたので後ろ向きでした。でも発想を変えて、どうせ結びつかないならそこはそこで割り切って「攻めた内容のセミナー」ができるのではないかと思い、来年の1月に実施しようと計画しています。

タイトル・内容とも(仮)ですがタイトルは「家づくりに自分基準を作る勉強会 ~10・20年後にフォーカス編~」です。
内容は
「①将来 住んで良いまち・悪いまち ~自治体の未来をビッグデータで分析~」
「②せっかく買っても将来”無価値”になる!? ~立地適正化計画について~」
「③「空き家」活用の落とし穴 ~リフォームとリノベーションの違いを解説~」です。

あまり大々的にPRする予定はないのですが、ご興味があれば連絡ください。出張で開催することもできます。