この前子供の運動会の応援に行ってきました。自分の頃と大きく変わったのが全体で行う準備体操です。自分の時は当たり前のように「ラジオ体操第一」でした。体育委員長が朝礼台の上で指揮を執っていましたね。今は違います。WANIMAの「やってみよう」という曲に合わせて、ダンスと準備体操を組み合わせたような形で全体体操をしていました。この「やってみよう」という曲はAUのCMでも流れているみたいですが、自分は知りませんでした・・・一応AUユーザーなのですが。まぁそんなもんです。
この「やってみよう」という曲は、その時初めて最初から最後まで聞いたのですが、テンポも良く歌詞も前向きでいい歌だなぁと思いました。気になって家で調べたら「ピクニック」という曲のカバーと言うか、歌詞を変えた曲でした。ピクニックという曲は自分が子供のころから知っている歌でしたし、確か遠足の時にも歌ったことがあります。それなのに…30年以上も経過すると&歌詞が変わるとこうも印象が変わるのかと驚きました。
でもこれも「今あるものを活かす」という発想、つまりリノベーションの発想そのものではないかとも思います。ピクニックと言う曲もいい曲であることは間違いありません。それが年の経過とともに歌わなくなり自分の中でも忘れていた存在、価値がない存在になっていました。そこへ、子供の運動会で聞いた「生まれ変わったピクニック」になっていたという衝撃は大きいです。リノベーションも同じです。古くなって価値がないと思われていた、でもそこに新しい考えや命を吹き込むことでまったく新しいものに生まれ変わるのです。そしてそれが多くの共感を呼びます。
空き家が古いから価値がない、昔の建物やデザインだから価値なんかない・・・と思わないでほしいのです。正しいリノベーション(リフォームではありませんよ)で、新しい命を吹き込むことでオンリーワンの価値になります。そう思うと、今の空き家も楽しみな素材ばかりと言うことができるかもしれませんね。