西日本豪雨で大変な被害が出ています。そこでもやはり「想定外」という言葉が出てきます。
確かに台風でもなく、梅雨前線による大雨であそこまでの被害になるとは考えられないと思います。私も新幹線や在来線が止まって大変だなぁと思っていたくらいであそこまでの被害になるとは考えていませんでした。

反対方向の視点で考えてみるとどうなるでしょうか?ハザードマップでは浸水区域になっていた…のであればそれは「想定内」ではなかったのではないでしょうか?では、なぜ「想定」できなかったのでしょうか??
大雨が降れば危険…と言われても、ゲリラ豪雨的な雨の降り方もあるので、正直困ります。「川がどのような状態になったら」とか「このような兆候が見られたら」など、具体的な行動目標と言うか目安があればよかったと思います。

実は、これは災害に限ったことではありません。企業会計などでは普通に行っています。「減損会計」というものです。投資家は企業の決算などの会計情報に基づいて投資判断を行います。その企業が危なくなってから資金を引き揚げているようでは、投資家として失格でしょう。資金が回収できなくなりますから。そこで会計の世界では「これは危ない兆し」というモノサシがあります。危ない兆しに該当する事象があれば、企業はそれを公表しなくてはなりません。「危ない兆し」は個別具体的な事象です。

実は相続も同じだったりします。想定はしているんですが、ぼんやりしているものです。揉めるのは「主な財産が不動産と預貯金の場合」と言われても、「不動産は分けられないから」とか言われても困ってしまうでしょう。不動産鑑定士の私であればそれに対し、明確な答えを出すことができます!