地物の磐田市の「(仮称)新磐田市民文化会館」の設計に関するワーキングに参加し、無事に全5回のワークを終えることができました。
今回は現在の会館が老朽化していることや耐震性の問題もあり、移転することになったものです。正直なところ、今まであまり関心がありませんでした。でも不動産鑑定士の視点で考えると、地価向上のためには「リノベーション」が必要です。

リノベーションと言うと「古いものに手を加えて、新しい価値観を創出する」というイメージがありますが、私の中では「今あるものを有効活用する」になります。新文化会館とリノベーションは何の関係もないかもしれませんが、自治体としての「有効活用」という意味では大いに関係があるでしょう。今ある自治体の政策のリノベーションです。古い建物をきれいにするだけがリノベーションではないでしょう。今回は移転して新築するので、少し違うかもしれませんが・・・。

ちなみに私はそのワークで新しい会館の正面玄関前のスペースについて意見を出させていただきました。他にもたくさん出しましたが、特徴的なものを挙げるとそれですね。正面玄関前は「車寄せ」を設置する予定だったのですが、「そんなんいらないから子供たちが遊べたり市民が集えるような緑の広場にしてはどうか」と提案しました。幸いにも他の参加者からもポジティブな意見をいただきました。実現したらうれしいですね。