今朝のニュースで「銀行の投資信託、46%の個人が損」という記事がありました。論調やコメント欄を見ていると「だから銀行で投資信託を買ってはいけないんだ」的な内容が多いですね。私もかつて金融機関に勤務しており、投資信託販売に携わっていたのであまり大きな声では言えないのですが、販売目標(ノルマ)が個人毎に与えられており、誰も表立っては言いませんが家族や自爆営業など、数字が出ていない職員には努力が足りないからその位はしろ!という空気がありました。

投資信託は金融商品ですので監督官庁は金融庁であり、良くも悪くも厳しく監督してくれています。投資信託のデータは今回公表されましたが、不動産投資という名のもと「賃貸物件の経営」に乗り出した人たちの収支状況はどうなっているのでしょうか??そもそもどこが監督官庁なのでしょう・・・。金融商品ではないので少なくとも金融庁ではなさそうです。たぶん消費者庁あたりかなと思います。アパートローンが焦げ付きだすと金融庁が出てきます。ただ、賃貸経営に乗り出して失敗しても、たとえそれが業者にうまいこと言われたとしても、単なる会社経営の失敗に近いものがあるので何かで規制するのは難しそうです。

いずれにしても、何%が得をしたとか損をしたなどの統計が発表されることは当分なさそうですね。