シェアハウスオーナーの失敗について、最近は米朝会談やワールドカップの陰に隠れてあまり報道されませんが、一時期は大々的に報道されていました。
シェアハウス投資だけではないのですが、賃貸経営やワンルームマンションの投資に乗り出すのは、会社設立と同じであるというのが私の持論です。一体、毎月いくらのリターンを目指していたのでしょうか?投資をするということは「回収してナンボ」になります。特に不動産投資では、借入まで起こして「レバレッジ効果」を謳うのであれば、余計にリターンには敏感にならないといけません。

業者から示された収支見込みを鵜呑みにしていたのでしょうか??詳しくは分かりませんが、ポイントは「1億円を借りてまで投資するだけのリターンが見込めたのでしょうか?」です。月5万円程度なら、同じ1億円を投じるのであれば、より割のいい投資信託の商品もあります。500万円で毎月5万円の分配金が出る商品は珍しくないでしょう。

不動産投資の場合は、もし失敗するとその損失の大きさは「自己破産レベル」です。かぼちゃの馬車がまさにそれです。リスクの大きさがわかります。一方の投資信託は、どんなに損失が大きくても購入した金額が「ゼロ」になるだけで、持ち出しが発生するわけでも、ましてや「自己破産」になることもありません。

「ローンが終わればあなたの財産、毎月年金替わり」などの売り文句もありますが、ローンが終わるのは何年後なのでしょうか?その間の修繕に要する費用等はどうするのでしょうか?

いい物件は一般人の市場には出てきません。