ちょっと前ですが、シェアハウス問題が世間を騒がしていた時に、「顧客の預金残高通帳を改ざんし、残高を多く見せかけて、多額の融資を引き出した。さらに金融機関もそれに加担していた。」というニュースが流れました。なぜ預金残高を解散してはいけないのでしょうか?

それは「虚偽、嘘」だからです。もっと言うと「損害を与える」からです。普通の感覚ではそもそも「預金残高を改ざんして、多く見せかけよう」なんて思いもしませんが…。相続や生前準備でもこれは同じです。預金の残高証明書を改ざんして自分の都合のいい数字に操作をすることなんて、やろうとも思わないでしょう。

でも、「自分の都合のいいように数字を操作できる財産」が存在するのをご存知ですか?あなたの身近にある「最も大きな財産」です。

そう、不動産です。財産価値を低くすることも、逆に高くすることもできます。それも預金の残高証明書の改ざんのように後ろめたいものではなく、正々堂々とです。そして正解はありません。当事者が合意した金額が「財産価値」になるのです。

ところで、お互いに不動産の資産価値を「自分に最も都合の良い数値」を出し合ってきたとします。この場合、どのように資産価値が決まるでしょうか??

モノの本には「中間を取る」や「当事者で納得いく数値になるよう話し合う」などと書かれていました…。あるお客様からは「口の強い人が勝つ」という回答でした。他のお客様からは「不動産に詳しい人の言う通りになるのでは」という回答でした。

正解は…ありません。でも間違いとも言えません。いよいよもって「よく分からない」ですよね。これが不動産の資産価値の正体なのです。

正解の対処法はあります。不動産の資産価値に関する最強アイテムを出せばいいのです。それこそが「不動産鑑定士による不動産鑑定評価書」です。これも100%正解とは言いませんが、正解に最も近い位置にあるとは断言します。