私の前職は金融機関でした。住宅ローンの販売促進もあり、不動産業者やハウスメーカーとともに現場見学会の企画がありました。今もあります。

でも、いつも思うのですが、現場に行って何を見ればいいのでしょうか?モデルルームであれば、ハウスメーカーの様々な仕様を見て思いを膨らませることはできます。でも「土地」の場合はどうすればいいでしょうか?あまり「土地の現場見学会」なんて話は聞きません。興味がある土地があれば自分たちで見に行くしかありませんよね?でも、どこに注意して見ていけばいいのでしょう。

よくそれ系のサイトでは現場見学時の注意点がまとめられたサイトがあります。私も過去にそれ系のサイト運営者の依頼で、まとめたことがあります。でもそれはあくまで一般的な事柄ばかりです。例えば小学校への距離とか、食品スーパーへの距離などです。ある意味では「都会のモノサシ」かもしれません。

田舎には田舎のモノサシがあります。自動車移動がメインの場合に「駅距離」とか「食品スーパー」への距離はあまり関係ありません。食品スーパーで言えば「駐車場の広さ」が重要でしょう。コンビニも近くにないよりはあった方がいいよね…というレベルです。さほど重要視するポイントではありません。

ではどこを見ればいいのか?不動産鑑定士の現場調査では「ここをチェックする」というポイントがあります。一般の方にすべての項目をチェックする必要はありませんが、それ系のサイトには書いていない項目もあります。

また、土地そのものを見る前に、「どこの自治体にあるか?」も重要ですが、自治体選びのポイントを解説しているサイトは見たことがありませんし、そのようなセミナーも聞いたことがありません。なので私が企画してみました。タイトルはズバリ「住んで いいまち 悪いまち」です。

住んで悪いまち…なんてあるのでしょうか?