10連休が終わりました。この期間中に気になる不動産を見に行かれた方もいると思います。モデルハウスや住宅展示場のイベントなど「見に行って楽しい」行事でしょう。住宅設備も毎年のように新しくなっており、10年前の住宅ももはや一昔前という感じです。実際そうなんでしょうけど…。モデルハウスの見学なんかウキウキしますね。
話は変わります。10連休中に「空き家率が上昇」というニュースが報道されました。別に驚くこともないニュースですが、報道されると考えざるを得ません。空き家が増えているにも関わらず新築住宅の購入促進は行われています。一体、どういうことなのでしょう?空き家と新築住宅であれば、一般的には「新築」を選ぶでしょう。私もそうです。新規に分譲開発された土地に、住宅を新築する…これが新生活のイメージに最も合致します。
ただ、このパターンだとあまり値引きは期待できません。新規に分譲開発された土地であれば、仮に市街化調整区域内にあったとしても、「ハズレ」を掴まされる心配はありません。中古物件ではそうはいきません。市街化調整区域内にあって、現に家が建っていたとしても「ハズレ」の物件は存在します。そして見ただけでは分かりません。
そこで私がオススメするのは「過去に開発分譲されたエリアにある空き家」です。まずココであれば「ハズレ」をつかまされることはないでしょう。さらに空き家のオーナーはそれぞれ事情を抱えています。早く手放したいのです。値引き交渉にも応じやすい環境は整っています。空き家になっている建物が気に入らないのであれば取壊せばいいのです。取り壊し費用見合い分を土地代金から減額するという交渉もできます。
空き家を購入する場合には「コミュニティ(祭りとか役員など)が心配」ということはあるでしょう。でも過去に開発分譲されたエリアであれば、元々が同じ境遇であったこと、代替わりが起きているので同世代もそこそこいる…ということもあります。マンションを購入したとしても管理組合に入らなければならないので、同じでしょう。
過去に分譲開発されたエリアも空き家が増えてきています。ねらい目ですね。