何年も前になりますが、テレビのドキュメンタリー番組で東京に住むシングルマザーの生活実態について特集されていました。その時はまだ結婚前で子供もいなかったのですが、そのシングルマザーの方が子供を抱えて働く、生活していくことの厳しさに密着していました。子供を保育園に入れて働きに出たいが、保育園に入園できないと正社員として就職できず、かといって保育園は就職先が決まっていないと入園できない…家賃の支払い、明日の生活費をどうするかなど、考えさせられる内容でした。

ひとり親に共通する想いとして「子供に不憫な思いはさせたくない」ということがあります。でも金銭面での厳しさをどう打開するか?場合によっては大変不幸な決断をされる方もいらっしゃいます。

話は変わりますが、空き家問題が日本全国で話題になっています。「空き家バンク」であったり流通促進に向けた取り組みがなされています。疑問に思うのですが、空き家の需要者は誰なのでしょうか??新築メーカーもたくさんあります。私も家を買おうと思ったらまず新築メーカーに行きます。築古の空き家を買おうとは思いません。空き家問題は「需要と供給のミスマッチ」だと思います。

空き家を何百万円も掛けて買うことはないとしても、安い家賃であれば地方でもいいから借りたいという需要はあると思います。オーナーも儲けを出そうというよりも「税金分がペイできれば」と思っているかもしれません。また地方では働き手が不足しています。少子高齢化で中間層の世代減少に悩む自治体もあります。

個人的な考えですが、この二つの問題を結びつけることでよい解決策、つまりウィンウィンの関係が構築できるかもしれないと考えています。まだ「考え」段階ですが、年内には行動に移そうと考えています。