これはかつて自分も金融機関で営業をしていたので、あまりエラそうなことは言えないのですが、営業は結果を出してナンボ・・・というところが大いにあります。私もホームページを中途半端ではありますが立ち上げましたが、こんな小さなホームページを立ち上げただけでも営業の電話がありました。どのように調べているかわかりませんが、かれらのリサーチ力に驚かされました。

不動産投資も同様です。友人の父親が投資に関心を持っていまして、投資関係のセミナーによく参加しています。資産運用セミナーとは言うものの「投資信託」が中心で、主催者が売りたい商品だけを取り上げていることに不満を持っていました。さらに後から営業電話がかかってくるのでうるさくてしょうがないとも言っていました。また、不動産投資をするつもりはないけどどんなものか知りたいと思って、セミナーに参加したそうです。主催が大手賃貸会社だったので結論は聞かなくてもわかると思います。成功体験をことさら強調されても「いつの話?」、相続税対策で有効ですと言われても「子供に賃貸経営を引き継ぐのはどうよ」という感想でした。そして、後から担当者から営業がすごいということでした。いわゆる「ひも付きセミナー」ですから仕方がないと言えばそうなんですが・・・。

「しつこい営業を断る」のは大変です。断られてからがスタートとは営業の世界でよく言われることです。最初からそのような場に行かなければいい、もっと言うなら営業をしないセミナーがあればいいと思います。やはり不動産鑑定士という中立(営業をしない)の立場から、何かできないかと思い、現在動いています。