今日も「かぼちゃの馬車」問題に関する記事がネットニュース等で目にします。静岡県に本店を置く「スルガ銀行」も不正に関与したのではないかとの内容も目にします。個人的な見解ですが、担当者は「正面切っていいとは言えませんが…(あとは察してね)」というのが現場の認識でしょう。これが「黙認と誘導」と判断されそうです。個人目標(ノルマとも言います)がどれだけあったかは分かりませんが、きっと大変だったんだろうなとは思います。
ところでシェアビジネス、シェアリングエコノミーは政府が閣議決定した「未来投資戦略2017」にも記載されており、今後積極的に推進していくビジネスの一つに位置付けられています。一連のシェアハウス問題もありシェアビジネス自体が悪い印象を持ってしまいそうです。しかし、私もよくシェアオフィス(コワーキングスペース)を利用していますが、利用料も安く色々な人と知り合いになることができますので、利用料以上の価値はあると思います。ただ、利用料自体は安いので収益という面ではどうなのかなと思います。
シェアビジネスは「つなぎ合わせ、新しい何かを生み出す」ことであると考えています。私は不動産鑑定士ですがシャアオフィスで仕事をすることで税理士の先生と知り合うことができ、そこから次の何かを生み出すことが期待されているのだと思います。
ところでシェアハウスの入居者向けのメリット(業者の言うセールスポイント)を調べてみました。色々な人とつながることができる、これはいいです。「賃料がお得」というキーワードも出てきました。きっと賃料が安いという意味でしょう。賃料が安い→賃料収入も低い→収益性は?→投資していいのかな? と僕なら考えてしまいます。不動産鑑定士ですので収益還元法で物件価値を試算してみようかとも思います。その上で投資可否の判断をします。報道では平均投資額が1億円ともありました・・・。
やはり冷静に分析できる第三者に相談することの重要性を認識させれる出来事だと思います。