今回は、古典的な営業トークに乗せられてしまい、それなりにお金を支払ったがリターンはなかった…というお話です。

不動産鑑定士として独立した頃のお話です。まだ仕事依頼が全然入らず困っていました。そこへ東京の市外局番から電話がかかってきました。

内容は「ウェブサイトを見ました。大変すばらしい内容です。ぜひ〇〇さん(結構な知名度の芸能人)と対談していただき、それをウチの雑誌に載せませんか?」というものです。

今思えばすべて営業トークなのですが、当時の私は舞い上がってしまい、取材を受けることをその場でOKしました。

もうお分かりの方もいると思いますが、これは典型的な「有料の取材営業」です。当時はそんなこと知らなかったので、有名人と対談できるというだけでコロリでした。

出来上がった雑誌を見てウキウキしていたのもつかの間、「この雑誌、誰が見るんだろうか?」という疑問が湧いてきました。遅いと言えばそこまでですが💦

結論から言うと、一般企業の方など、刺さってほしいターゲットにはまったくとどきませんでした。その層からは一件も問い合わせも反響もありませんでしたから…。

でも、何件か「〇〇という雑誌をみて電話しました。」という電話がかかってきました。誰からか??

それは同じような「取材営業をしている会社」からです。「うちの雑誌でも」「映像化しませんか?」などから、まぁまぁの件数の営業がありました。

言い方は悪いのですが「カモリスト雑誌に掲載された!」とその時は思ったものです。今だから笑い話になりますが…。

そしてつい最近、その雑誌社から営業電話がかかってきていました。着信拒否していたので、履歴に出ているだけでしたが、まだ存在していることに驚きました。