「ガイアの夜明け」で不動産投資の罠について特集されていました。それだけを見るとシェアハウスの業者、スルガ銀行が悪いことをしている、サラリーマン大家は半ば詐欺にあったようなものだ…というような展開でしたし、そう思えてしまいます。
一方、今日たまたま見た映画では、悪い投資家が一般人をだまし、出資した金を返せと要求している人たちに対し「欲かいてうまい儲け話にのったんやろ、自業自得やわ。」と言い放っていました。
みなさんはどっちだと思いますか?個人的には両方とも真実かなと思います。私は親から「儲け話が転がってくるわけがない、そんな儲かるならあんたがやればいいんじゃないの?」と断るように、ずいぶん昔から言われてきました。私もそう思います。ではなぜこんなことになったのしょうか・・・。
私の考えは仮想通貨による「億り人」が影響していると考えています。あの時にこんなうまい話があるのか・・・よく分からないから手を出さなかったけど、実は失敗だった!と思っていたなら、シェアハウス投資に手を出しても不思議ではないでしょう。業者の言いなりになってローンを組み、シェアハウスのオーナーになったと思われます。
ちなみにあのシェアハウスの建物、たぶん二束三文でプロの不動産業者が今のオーナーから購入するでしょう。そして社員寮的な使われ方で企業に安くレンタルして、儲けていくと思います。現オーナーはローンが払えず自己破産するかもしれませんが、プロ業者には関係のないことです。むしろ安く手に入るチャンスが転がってきたと、物件が捨て値で市場に出ることを虎視眈々と狙っているでしょうね。
不動産の世界は生き馬の目を抜くプロの世界です。「よくわからない」状態で素人が参入すると高い授業料を払うことになりますよ。