いわゆる「士業の壁」

私は過去に金融機関で勤務していました、その中で「司法書士」「弁護士」「土地家屋調査士」「税理士」の先生とお会いする機会、お仕事をする機会がありました。なぜか「不動産鑑定士」と一緒に仕事をする機会はありませんでした・・・。感じるのは「きっとエライ先生、そそうがあってはいけない。」ということでした。ご当人は「偉そう」なんて思ってもないし、普通に話しかけてくれれば…と思っているのかもしれませんが、相手の立場(今回は僕の立場)で考えると「そうは言ってもね・・・」が本音です。

大変失礼は承知の上であえて言いますが、「偉そうにしている先生」の印象が強いです。全員ではありませんが、金融機関職員に対して「上から目線」「ありがとう」の言葉ない先生もそれなりにいたのも事実です。最初から「俺の言うことを聞いておけばいいんだ!」という姿勢の方もいましたし・・・。そこそこ頻繁に相手をする金融機関の職員ですらそう思うのですから、一般の方はどう思われるのでしょうか?ましてや不動産鑑定士は人数も少なく、あまり身近に感じる人はいないのではないでしょうか?そんな状況で「お気軽に電話してください♪」と言われても、それはそれで大変高いハードルがあると思うのです。

僕は「エラそうな不動産鑑定士」になるつもりはありません。実務修習で教えていただいた大島先生や北谷先生は大変しゃべりやすく、大阪人だからでしょうか「シャレ」が通じます。冗談すら言えない関係をお客様と構築することはしたくありません。

そんなこんなで「ライン」で問合せや疑問を投げかけることができるようにしました。もちろん電話をする必要はあるのですが、お客様からではなく僕から電話ができるような方向にもっていきたいと考えています。なかなか不動産鑑定士(だけではないと思いますが)に電話しろと言われても、それはそれで勇気がいります。僕がそうですから。

トップページにラインの問い合わせフォームをはりますので、ぜひ活用してください。

 

「相続」対策と「相続税」対策の違い

不動産鑑定士としてかねてから考えていたのですが、「相続税対策には不動産活用が有効なんですよね?」という質問に対する回答です。確かに相続対策の雑誌や書籍などみると「不動産活用は有効です。なぜなら更地として持っているより建物を建てて賃貸する方が評価が下がるからです。さらに借り入れもすれば負債も相続対象になるので、評価減になります。」と、大体こんなことが書いてあります。

相続税対策だけで考えるのであれば効果的だと思います。前も書きましたが、相続する側としては「賃貸アパートなんていらないし…それより現金でください、相続税は払うから。」ではないでしょうか?不動産投資と言えば聞こえはいいです。他の投資商品、例えば投資信託などと同列に扱ってしまいがちです。でも投資信託は基本「丸投げ」で管理は必要ありません。「不動産投資は会社設立と同じ」ではないでしょうか?しかも借り入れまで起こして会社を設立してそれを引き継ぐようなものです。

相続する側としては相続発生と同時に「借金付きの会社」を引き継がされることになります。リタイアしていればともかく、現役で働いていればとても賃貸不動産の面倒なんか見ていられません。それで管理会社に丸投げになり、賃料の減額、退去時の修繕費用、必要のない大規模修繕を高い金額で契約させられたり…なんてことも考えられます。全然収益が上がらず、お荷物となり、最終的には安い金額で売却せざるを得なくなる・・・。

結局、「相続する側がハッピーになる」ことが相続対策であると思います。不動産投資は会社設立だと思いますが、ご自身も相続する人も「社長としての覚悟があるか」がポイントです。その覚悟がないなら安易に不動産投資をしない方が長い目でみれば正解でしょう。相続対策で不動産投資をするのであれば、自分自身に加え誰に相続をさせるかまでを明確にし、さらに「二代目社長」にもその覚悟を持ってもらうことが大切でしょう。

どこかで、「賃貸不動産のポイント」なんかも紹介できたらいいなと思います。

PAGE TOP