いつも思うのですが、困った時に「お気軽に」相談できるのでしょうか?困った程度にもよるとは思いますが、「気軽」に相談できるほどの心の余裕がないかもしれませんよね。
もっと言うなら、「困らないようにしてほしい」です。「困るまでは相談できない、してもらえない」とも感じてしまいます。特に日ごろからお付き合いのない業者や士業では、なかなか「気軽に」相談はできないでしょう。
私も不動産鑑定士ではありますが、お付き合いのない他の士業の方へ連絡するときは緊張します。裏を返すと、普段からお付き合いのある士業の方には、気軽に聞いてしまいます。心に余裕があるとなおさら気軽に聞けます。
では「心に余裕がある状態」というのはいつでしょうか?それは困った時点ではなく、「心配」な時点です。問題が顕在化する状態の前段階ですね。はっきり病気と分かった時点ではなく、そろそろ心配しなくては・・・そんな状況であればかなり気軽に聞くことができます。
空き家、相続に関しては残念ながら、そういう状況になってはいません。問題が複数あり、されにそれぞれが複雑絡み合っています。にも拘わらず相談する窓口は細分化されています。「遺言」「相続税対策」「生命保険」などなど、一体誰に相談すればいいのでしょうか?さらにここに「空き家」まで絡んできます。
何が何だか分からなくなりますよね。だから問題が顕在化、つまり「困る」状態になるまで手つかずになってしまうのではないでしょうか?そんな状況を変えるべく「総合相談窓口」を作れるよう、何かアクションを起こしていきます。