結構な頻度で登場する「〇〇〇(←不動産に詳しい人)」の正体とは

お客様と不動産の相談をしている時に、「知り合いの不動産屋さん」「不動産関連の仕事をしている親戚」「妻の夫が不動産会社勤務」がそう言っていた・・・というパワー(?)ワードを耳にします。

「○○〇がこの辺の不動産価格はこの位だと言っていた、先方が持ち出してきた。本当にそうなんでしょうか??」 と言うのが私がよくいただく相談の一つです。本当にその価格帯かどうかは即答は出来ませんが、このワードが出てきた時は交渉を優位に進めようとしているな、と思います。

 

いいとこどり(都合のいい解釈?)していることもある

良くある話ですが、不動産業者に相場(坪いくら)を聞いて、それをあたかも個別不動産の価格として提示しているケースがあります。不動産業者の方に聞くと、「近隣の相場を聞かれたから答えたけど、特定の不動産の価格査定はしていない」と話されます。また不動産業者の無料査定書を持ち出されるケースもあります。

無料査定書を見せていただいて、売り手側の意向が反映されている、要は金額が高いのでは??と思えるものもありますし、その逆もあります。

 

不動産鑑定士も使われる??

「不動産鑑定士がそう言っていた」という場面に出くわすこともあります。私も預り知らないところで名前を使われたことがあるかもしれません。不動産鑑定士がいくら位と言っていたから、この金額が正しいんだ…と言ってくるシーンです。ハッキリ言って面倒です。

この場面では「誰が言っていたのか」「不動産鑑定評価書があるか」を聞くようにしています。

私が体験した場面では「この辺で高名な先生から聞いた。その先生に鑑定評価をお願いすると何百万円もかかるから、特別に教えてもらった」ということがありました・・・。

不動産鑑定士の名前を出せばいいと思っているのでしょう。ただもっと不動産鑑定士が身近になれば、もっと気軽に相談できる存在になればこのようなことは少なくなっていくと思います。私も努力していきます!!