スルガ銀行の株主総会が紛糾したというニュースがありました。ここ最近は、ワールドカップの話題に押されほとんど聞くことはなかったので、久しぶりにその話題に触れました。
それとは別に、スルガ銀行が訴えられていた裁判のニュースも、ほんの少しでしたがありました。スルガ銀行は「ウチも被害者だ。そもそも書類を改ざんして不正に融資を引き出したのはそっちだろ!」というスタンスでしたので、いよいよ全面的に対決する様相になってきましたね。
まあ、自分で言うのもなんですが、銀行なんてこんなもんです。最初から和解を狙っているのかもしれませんね。少しでも有利に和解に持ち込もうと思ったら、最初の主張は過激に行った方が得策です。「ウチはこれだけ譲歩するから、あなたもそれなりに譲歩してよ」です。もし最初からハードルを下げてしまうと、相手のペースにはまってしまいます。これも駆け引きですね。
相続もこんなもんです。争うポイントは「不動産の価値」くらいしかありません。少しでも多くの財産をもらおうと思ったら、不動産価値を高く見積もる作戦が有効です。ただ、不動産の価値は何百万円も差が出てくるので、大きいですいよ。少しでも有利に相続を進めるなら、最初から不動産の価値をバシッと決めておくといいでしょう。「外野を黙らせる」ことにも有効です。