今後、ますます進む「〇〇離れ」

「〇〇離れ」という言葉があり、調べていたら「平成の〇〇離れランキング」というのがありました。1位は「タバコ」、2位は「新聞」でした。6位が「クルマ」、8位が「結婚」となっており、変わったところでは5位に「恋愛」がランクされていました。

ただ、これはネットアンケートですので、どちらかと言うと若者の目線です。これらの若者がこれから繰り上がって令和を作りますので、少し特徴を分析してみようと思います。

共通点は「お金がかかること」「面倒なこと」は離れていくことです。今までは「それでもお付き合いだから」という面で、大人の付き合いをしていましたが、SNSの発達で人間関係は二極化していくでしょう。つまり「仲の良い友達と、それ以外」です。「それ以外」の人との付き合いはビジネスライクになるでしょう。

①「お付き合い離れ」です。これは実は親や兄弟、親戚も含まれます。そこで②「葬式離れ」も起きてくるでしょう。現に今も起きています。

③「結婚式離れ」も考えられます。結婚式もお葬式も「人間関係の集大成」と言っても過言ではありません。結婚式は一度きりですが、お葬式になると「〇回忌」等もあり、それだけで大変です。

④「住宅離れ」も進むでしょう。それでこそ新築住宅市場は今後壊滅的と予想されているのに、程度のいい空き家も増加してきます。わざわざ高いお金を出して住宅ローンに縛られた生活を強いられる上に、いざ相続の段になっても誰も引き継がない…なんてことは普通にあり得る時代です。

私も今なら住宅の新築はせず、空き家を購入するか賃貸でいいかなと思います。終の棲家は「施設」です。

⑤「現金離れ」です。これからは「〇〇ペイ」の時代でしょう。現金なんかがあるから、わざわざATMに並ぶ必要があるのです。ただ、海外からの訪日客は「現金で買い物」が新鮮みたいですね。海外では偽札の心配があって、現金で買い物ができないそうです。

こうやって考えると、今までの常識は「土地」が基本にありました。お付き合いも冠婚葬祭も住宅も、「土地」があってこそです。物理的な面、地縁という面の両方です。

それがネット空間に取って変わってきていると考えられます。ネット空間が「土地」なのかもしれません。この流れが進めば進むほど「リアル空間」としての土地が見直されるでしょう。今は過渡期ですね。

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