すごいヘンな感じがしたフレーズを目にしました。「終活、最初の一歩」です。終わりへの活動に向けて、最初の一歩を踏み出そうというものです。ネガティブなイメージしか浮かびません。まあその通りなのでしょうけど、高校生の部活で「最後の夏に向けて、最初の一歩」であれば、最後の夏にかける高校生の青春…などポジティブな気持ちになれますが・・・。

相続は「自らの死」が前提にありますので、ただでさえ暗い気持ちになります。余命宣告をされたわけでもないのに…。そこで提案しているのが「リノベーション相続」です。ネガティブな終活ではなく、ポジティブに考えようというものです。

最大のテーマは「家族の〇〇を、最大にしてつなごう!」です。この〇〇に入る部分は人によって違います。財産でもいいですし、仲(きずな)でもいいです。自分の利益でもいいですが、その場合には何がつながるか…不仲がつながるかもしれません。

財産をすっからかんにしてしまえば、相続でモメることはないでしょう。ただ、「財産をすっからかんにする=預貯金を使い果たす」という意味ではありません。自宅の土地建物含めてすべてを使い果たさなくてはなりません。そして使い果たすためには、最大の難関があります。

それは「自分がいつ死ぬか分かっている」ということです。分かる時というのは「余命宣告された時」ですから、医療費で使い果たしてしまう…なんてことも考えられますよね。

事前に手を打っていれば実は家族の「財産」も「仲(きずな)」も最大にしてつなぐことができます。何もしなければ「財産」はもとより、「不仲(絶縁)」をつないでしまうことになりかねません。

「うちは大丈夫」という方もいらっしゃいますが、きちんと対策をした上での「大丈夫」なのか、「ウチは仲が良いから」とか「揉めるほど財産ないから」というだけで「大丈夫」と判断するのは、高齢ドライバーの「自分の運転は大丈夫」と、同じです。後から家族が迷惑するでしょう。