リバースモーゲージの提案先
どうしても自分を基準に考えてしまうのが自分の悪い癖でもあるのですが、リバースモーゲージローンの提案先をイメージすることができませんでした。しかし、よく考えてみると自分の住んでいる地域は40年前に開発された住宅地域であり、子供と同居している世帯もそれなりにありますが、子供が独立して親世代だけで住んでいる家庭もそれなりにあります。特に子供が遠方で就職し、家庭も持っている場合には、まず帰ってくることはないでしょう。親が住んでいる家はどうするのでしょうか?
まず考えられるのは、子供の立場から、親の生活には口出しはせず何か言ってきたらその時に対応すればいいというものです。あまり触れたくない事について自分から何か言う必要もありませんので。心の中では「親が亡くなったら売ればいい」でしょうい。親の立場で「今さら帰ってくることもないだろうし、自分が死んだ後のことはすきにしてくれればいいよ。」でしょうかね。
自宅不動産を将来的に売却するつもりであれば、少しでも現金化できたらいいと思いませんか?ここで「現金化」というのは、売却することもあり得ますが、自宅を担保にローンを組むことです。リバースモーゲージローンを組んでみてはどうでしょうか?という提案です。これは借入と言えばそこまでですが、ある意味「退職金の前借り」に近い感覚ではないでしょうか?借入金の精算を自宅の売却金からするのですから。相続する子供も住む気がないなら、少しでもローンで親が生きている間の生活を豊かにできるような、ちょっと変な表現ですが親孝行になるかもしれません。
これをいきなり「リバースモーゲージローンとかどう?」となると話がおかしくなるので、相続診断をしつつ自宅の鑑定評価を行い、財産分割の場面で提案していくのがスマートなやり方かもしれませんね。ここについてはもう少し研究してみます。